パリ市には20区あります。
そしてそれぞれの地区(カルティエ)によって雰囲気もずいぶん変わります。
「どこに住んでいるの?」「○○だよ」「あぁ、シックなカルティエだよね」
みたいな会話もしたりします。
私が留学中暮らしていたのはパリ1区。ルーブル美術館のそば。
銀行や証券取引所等も近いところ。大きなスーパーがないのが悩み。
夜出歩いても別に危険な思い等もちろんする事がない地域でした。
それ以降旅行に行く度に借りていたのは15区のアパート。
公園が近くにあったり、明るく気持ちのいい地区でした。
そして今回泊まった所は、今までと全く違う地域。
ちょっと危ないと言われているところです。
雰囲気が全く違うと知っていたけれど、ここまでとは。
ついつい友人と話が長くなってしまった夜や、
ベルギーから帰って来た夜等、がらりと違う雰囲気にちょっとビビりました。
そういえばフランス語の先生が「そんな地域に泊まっちゃダメ」と言っていたなぁ。
他のフランス人にも夜はタクシーで帰りなさいと言われるし・・・。
友人には一週間前に殺傷事件があったとか言われるし。
もちろん何処にいたって危ない時は危ないし、
きちんと気をつけていればいいだけの事なのです。
安全な地域だから何もないということではありません。
無事に帰って来た事ですし、また違うパリの顔を見る事ができたと思いましょう。
でも、できれば次は違う所に泊まろう・・・。
留学中お世話になっていたお部屋からは
ポンピドゥセンターが見えました。
遊びに行ったときマダムに今回の部屋の事を話したら、
『家のサロンのソファに泊まればいいのに』と言われました・・・。
また居候させてもらおうかな。しかも今度は夫婦で。