ビタミンノート

今週金曜日発行の「週刊まつもと」の、
シネマコラムニスト合木こずえさんのコラム「こずえのビタミンノート」に
紹介して頂きました。

取材は先週末。
雑誌や新聞、インターネット等でお店を紹介して頂いた事は何度かあるのですが
私個人についてお話させて頂く機会というのはほとんどないので、
とても緊張。
しかし合木さんのとっても気さくなお人柄、
実は高校の先輩だったり等楽しくお話しさせて頂く事ができました。

記事ではブルゴーニュでの体験を書いて下さってあります。
一緒に住んでいた先生はヘビースモーカーを超えて
チェーンスモーカーでしたので、本当に辛かったのを思い出しました。
ぜんそくで最後はタンに血が混じるし、夜は咳き込んで眠れないし。
やっと眠るとフランス語にうなされる夢(苦笑)。
田舎過ぎて携帯の海外ローミングはできず、ネットも制限されほとんどできず。
もちろんテレビ等なく、日本人と話すのは週に1、2回。
今思い出してもよく我慢出来たなぁと思います。
このブルゴーニュでの暮らしと、
インドでパスポートをなくして1人で過した3日間が
人生でも辛いときトップ3に入ります(笑)。
しかし厳しい環境でないと努力出来ない甘えた人間の私。
こんな環境だからこそ、勉強しかする事がなかったし、
厳しいフランス語の先生、Maryseには感謝しています。(タバコ以外)
もちろん誰にでも勧められる先生ではありませんが。

努力と根性というのは子供の頃から私とは無縁の言葉と
母にからかわれていましたが、
こんな風に合木さんに言って頂いて恥ずかしいかぎり。
記事を読んだお客様にもいろいろと聞かれ、やっぱり恥ずかしい限り。
これからも少しでも美味しくて楽しいワクワクするような
お菓子を作りたいと思っています。



でも暮らしていた街はこんなに素敵な所だったのです。
下の写真は私が暮らしていた先生のお家。
400年前修道院だった所で、
庭の穴には骸骨が今でもあります(見える)。
他にも映画「ショコラ」の舞台にもなったフラヴィニという小さな街等
とってもきれいな所ばかり。
友人もいるし、ワインは安いし、やっぱりまた行きたいブルゴーニュなのです。

またフランスに行くためにも、さ、働くぞ。